裏磐梯お泊りツーリング(後編)

『炎ののぶりん-火を恐れるな、火を支配するのだ-』
『轟沈!はじめてのパドリング』
『滝壺紀行 日常パート』

以上3本をお届けします。



キャンプの朝、すき……

明け方にかけて気温も相当下がって朝露もりもりモーニングだったけど、広い前室が荷物も薪も守ってくれた。


火を扱うことを覚えたのぶりん。
満面の笑みである。


昨日の残りものぶっこみお鍋!うまァー


昨日の残り花火ではしゃぐ男。


水場もごみ捨て場もサイトのすぐ隣、撤収が楽!
こじんまりと纏まった綺麗なキャンプ場で、管理人さんも丁寧で親切な方でした。
建物の写真は管理棟で、こちらはゲストハウスも兼ねている。
またの機会に泊まってみたいところです。


問題はパンクである(!)

きのう頭が狂ってゴツゴツ林道を爆走したおかげでタイヤがザックリ逝ってしまった。
クルマ組と別行動で目的地に向かう予定だったのを、葛見氏にお願いして積んで貰うことにした。

積載ギリギリ( ノ∀`)


目的地、とはキャンプ場の名前にもなっていた五色沼。

五色沼は5つの沼、という意味ではなく多種多様な沼の色からついた名前。
磐梯山が崩れた際の岩雪崩が形成したいわゆる堰止湖で、数は主だったもので9つ、大小含めると30以上の湖沼群となる。

それぞれの「沼の色」については後述!


キャンプ場から最も近い、五色沼でも最も大きいのがこの毘沙門沼。

遊歩道沿いの沼で唯一貸しボートを営業していて、他の沼は観光地色が控えめなだけにここは人で賑わっていた。


私、貸しボートって相当な期間乗ってなかった。
ついでに言うと今回初めて漕いでみた。
結果はというと「これ以上はガチで沈むから漕がないでくれ!」となる始末 アハハ('∀`)ハ八ノ\

葛見氏は流石に慣れていてめちゃくちゃスムーズに水上を移動。
ノブさんも挑戦してみたところ割といけてる……納得がいかない…!

こんなんオール回せば進むに決まっとる!
2人の指導のもと再度挑戦。

今度は完璧なパドリングを会得したものの「漕ぎ方は全く問題ないのになぜか全く前進しない」という快挙を果たした。

葛「返却時間までに岸(目と鼻の先)に着けないんで交代しますね」
私「はい。」


それにしても青がきれい!
水に色がついて見える理由は様々で、五色沼の場合は沼に流れ込む鉱物だったりプランクトンの影響だったり、そのバランスも沼ごとに異なるため全て違う色になるのだとか。

青い水といえば十二湖の青池も好きな場所だけど、そういえばまだ記事にしてなかった。
池の底に沈んだ朽木まで見える青池の透明感に対して、五色沼は不透明度が高く、そのため樹木や空もはっきり映しているのが印象的。


赤沼(上)とみどろ沼(中央)。
水の色は季節によっても変わるし、紅葉の時期に来ても面白そう。
この辺まで相当歩いてるけどまだ半分。


こういうところにくると水辺の生き物を探すのが常。

最初の毘沙門沼以外はコイの放流もなかったおかげかカエルの声も多く聞こえた。
モリアオガエル(シュレーゲル?)とタゴガエル。
タゴの鳴き声が目立つのは伏流水の多い土地ならでは。
姿を見れたら結構ラッキーです。


五色沼自然探勝路、全3.6kmを歩ききった。

去年訪れた会津若松の山ひとつ向こうに、こんな場所があったとは……
別のシーズンにもまた来てみたい場所でした。


スタート地点の駐車場にはバスで移動。
探勝路を歩いている間は特に混んでなかったけど、本数はそれほど多くないから補助席が要りそうな勢いでギリギリ満席。

葛見氏の運転で、五色沼を離れて一路南へ。
文字通り真南の磐梯山ゴールドラインを上って下るコース。
道路の標高は1000mを越えるものの、緯度的にも森林の高さは意外にある。
見晴らしのいい場所に出ないかなと進んでいくと……

「幻の滝 案内板」の文字。


葛「ちょっと滝行ってくるわ!!!!!!」←滝クラスタの日常

遊歩道ピストンと撮影をこなしてきた時間はものの10分そこら。
コンビニ感覚で滝寄る人初めて見た。


山中から見上げる磐梯山!と南方に広がる猪苗代湖!

ゲレンデが整備されて見晴らしのよい、麓に近い辺りのほうがドライブ的には気持ちいいエリア。それにしても晴れてよかった。
このまま山を下って輪行する会津若松まで輸送してもらった。ありがてぇありがてぇ


彼らはホームの宮城へ北上、私は東京へ。
喜多方ラーメンの店でお昼も食べていざ出発。なんだかんだ色々お世話になりました。

「次は日光でキャンプしような!!」
「晴れるといいね!!!!」



後日、無事に雨天順延




福島、やっぱり好きだなぁと思った2日間でした。
おわりー!

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