そうだ、Kawazoo行こう
個人的2018年最大のビッグイベント。
伊豆半島の河津町に8月、世界最大を謳う「カエル専門」展示施設が完成した。
「なんとしても今年のうちに!!」
伊豆行きの日程を組んだのは、年の瀬迫るクリスマスイブのことだった。
(先に言っておきます、今回自転車旅はオマケ要素です。長いプロローグをどうぞ。)
始発の小田急で神奈川の秦野スタート。
このまま伊豆の手前の小田原まで輪行しても良かったけど、東京から西へ自走したのが秦野までだったので折角だからここをスタート地点に選んだ。
晴れ予報ではあったものの通り雨の跡。
湿度と低温で辺り一面が濃い霧に覆われている。
まずは海を目指そう!進路は南へ。
小田原で朝ごはんを食べて、8時ぐらい。
酒匂川を渡る頃にようやく日が差し込んできた。
海沿いの道は景色がいいけど場所によって大変な道も多いと思う。
交通量が集中したり、Y字の分岐が多かったり、トンネルが断続的につづいたり。
Y字に関しては基本的に右が内陸コースなので左へ行けば間違いない!
と思いきや左へ行くとバイパスに誘導されることもあったりで、慣れない道はけっこう大変だったり。
トンネルは数百m〜数kmおきに延々と現れるので、最近導入したCATEYEのオート式テールライトがとても役に立った。
祝日なのをすっかり忘れて出発してしまったので、この日は特に交通量が多かった、、、!
全国を代表する観光地、侮ることなかれ(ノ∀`)
熱海!空いてる時期にでもゆっくり来てみたいところ。
海沿いの切り立った地形にある街は地元の青森にはほとんど無くて、初めてそんな景色を見たのは小樽だったろうか。
家族との北海道旅行ですごくワクワクした気持ちを未だに思い出すのか、街並みの時点で無性に好きだったり。
祝日だからかクリスマスイブだからか、フリーマーケットをやたら見かけた。
「お前もしてやろうか!!」
"海の見える街"だけで何枚写真が撮れるか分からないぐらい画になる、伊東を過ぎたあたり。
このままぼんやり眺めていたいポイントが何度も出現する。
さて!そろそろこの辺で問題に対処することにした。
困ったことに、目標ペースよりだいぶ遅れてしまっている。
秦野を出て5時間、アップダウン込みで食事と撮影を挟んでいるとはいえまだ90km地点。
ペースが上がらない心当たりがふたつ。
そして実は寝不足のまま出発していたので、これがかなり走力に影響している。
うーん、このままのペースだと現地についてからゆっくりすることが出来ないけど…
寝よう!!
手頃なベンチがあったので昼寝休憩。
本当に道が狭く咄嗟の判断が鈍い状態では走りたくない道路状況だったので、ここは無理をしないことに。
予定していたルートを短縮して、帰りを輪行とする判断をここで下しました。
余裕があれば天城峠を越えるつもりだったけど、またの機会に。
おはようございます!!!!('ω' 三 'ω')
1時間ほど仮眠をとってすっきり!
午後になって心なしか道も空いてきた様子。
結果オーライということで、本日の目的地へ直行します!
コンビニ休憩で最後の補給。内陸入って少し登るので予備のおにぎり。
本日ハンドル周りにこんなものを追加しました。
アピデュラのフードポーチ。
なくても何とかなるけどあると便利、そしてあっても邪魔にならない!という絶妙な優等生具合なんですこれが。
フロントバッグはハンドル回りに影響したりトップチューブバッグも膝に当たったりするけど、これは使ってみてそういうデメリットを感じなかった。
防水とか容量とかひとまず置いといて取り出しやすければいいんですよ、という感じ。
人のいない道ならスマホ突っ込んで音楽流すのもアリ!(流した)
河津町に到着!
なんといっても春は桜の名所として有名。この道の先にも面白建造物があったり。
でも、両爬好きの間ではもっと別のものが有名だったりするんです。
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ようやく今日の目的地が目前に!
こちらがカエル専門の展示施設・Kawazoo(カワズー)!!!!の案内板。
8月にオープンして以来、絶妙に来れるタイミングが無くて毎月行く行く詐欺をしていたところ、ついに来てしまった。
名前そのまんまかよ!と突っ込みたくなるところだけど、カエル以外にトカゲやヘビも扱う両生爬虫類専門の動物園iZoo(イズー)も河津にある。
というかもともとiZooが先にあって、カエル部門だけ山奥に新設したのがKawazoo。
iZooの別館みたいなものなので世界最大を謳う割にはこじんまりした施設なのは内緒。
そして案内板にもあった通り、目的地の手前にはそそられる建造物が待ち構えていた。
橋クラスタの皆さんお待たせしました。
河津七滝ループ橋(七滝高架橋)です。
いや、、、こんなに綺麗に2回転してる橋ってあるんだな。
ループしている道を検索すると意外とたくさんひっかかるけど、ここまで見事なのはなかなか。
元々あったつづら折りが土砂崩れで崩壊して、じゃあ土砂崩れ関係ない道路作ろうぜ!って発端で作られた道。
力こそパワー。
河津七滝温泉!ゴールはこの道中。
先に近場のお店で腹ごしらえから。
めちゃくちゃアットホーム〜。。。
Kawazooの駐車場の警備員さんにわさび丼が食べられる店を聞いたらすぐ向かいのここを案内してくれた。
親しげで明るい女将さんが出迎えてくれて、わさび丼(大)を注文。
堪能。ごちそうさまでした!
・多数の水槽が展示される「生きた宝石 世界のカエル」エリア
・棟まるごとをヒトが入れる水槽にした「滝の部屋」エリア
・バックヤードを兼ねた「ラボ」
そして中庭にあたる部分で屋外展示、という形に分かれている。
まずは世界のカエルを見ていきましょう。
……いい。
カエルの種類に合わせたレイアウトの数々。
本によく載ってる種から、初めて見る種まで。
(上からイチゴヤドクガエル・マルメタピオカガエル・ミドリヒキガエル・モウドクフキヤガエル)
中にはこんな水槽も。
記憶違いでなければアメフクラガエルの水槽だったかと。
このカエルは地中性で、自宅で飼ったとしても滅多に姿を見れない種。
つまりカエルが写っていないのが正しいと言える。見にきた側としては残念だけど('∀`)ハハハハ
(アカトマトガエル)
お客さんに見せることだけを優先せずちゃんと隠れ処を考慮していて、カエルをすぐ発見できない水槽も多かった。
でもケージを見ながらどんな種類のカエルが棲んでるのか想像して、当たったり外れたりするのがまた楽しい!
しまった、これは1時間そこらじゃ足りない。
できれば半日かけて滞在したい空間だった。
そろそろ脱出して次の部屋へ行かないと閉館時間も近い。
実はこの先がKawazooの目玉とも言える場所で、最難関ポイント。
滝の部屋。
「世界一巨大なカエル」ゴライアスガエル。
私の知る限り日本で唯一ゴライアスが展示されているのがこの施設で、だから今日来たと言っても過言ではない。
この「滝の部屋」はアフリカに近い環境を再現した屋内巨大ビバリウム。
ガラス越しではない空間で海外のカエルを発見するチャンスがある、好きな人には堪らない施設です。
暗い!
肉眼だとライトが当たってるとこ以外まっくら。
ゴライアスガエルは生で見たことはないけど、多分日本のウシガエルに近い性格じゃないかと思う。
泳ぎとジャンプが得意な逃げ足の早いカエルは、総じて警戒心がめちゃくちゃに強い。
ライトやストロボの類は生体に怪我をさせなければOKとのことだけど、これは予想以上に発見の難易度が高そう。
落差のある水流とそれを覆う植物。
この視界のどこかに体長30cm超のカエルがいたとしても、はたして気づくかどうか。
(脚を含めた全長だとなんと80cmクラス)
おっ、いまあの辺のシダが揺れたような……
いたいたいた!(˘ω˘ 三 ˘ω˘)
なんだろう、クサガエルっぽい透き通った体色のカエル。
まるで本当にアフリカで野生のカエル探してるみたいで超楽しい。
もっといそうな場所を探して室内をウロウロ。
そう、この足元のスノコの下なんか水の流れがなくて光も当たらなくて、めっちゃカエルいそう。
いたぞー!!₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾
このカエルは本当になんだか分からない。
日本に近縁なのがいなさそうなお顔立ちをしてる。
閉館時間の直前まで粘ったけど滝の部屋で発見できたのは先ほどの2匹のみ。
隠れ処が充実して生体が大事にされているのは良いことだ……( ´Д`)クソゥ..
ゴライアスを発見する日まで通い詰めねば!
ということで、天城峠に再チャレンジする日も遠くはなさそう。
屋外展示も季節外れになってしまっていたことだし。
順路の最後ではラボのウーパールーパーがお見送り。
また来るね。
こんなに長居するとは正直思っていなかった。
こんなに記事後半が長くなるともあんまり思っていなかった……。
ハードモードで挑んだ伊豆の旅、まだまだ訪れる場所も語る事もたくさんありそう!
今度は七滝見て奥のキャンプ場で一泊コースもいいかもしれない。
おわり!
ところでこれ、初ぼっち水族館にカウントしていいんですかね。
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