千葉横断往復ツーリング
寒くて峠道も凍る冬場はなるべく家にいたいもので。
「年明け以降まともにロードに乗っていない」現象を今年も観測!
ことし行きたい場所も増えてきたりで、走力をつけたい気持ちがむくりと頭をもたげた2月の半ば。
「とりあえず300km走ってくれば、300kmは走れる身体になる」
そう閃いた引きこもリハビリライドの記録です。
ペース配分が甘くて踏みすぎたり、ポジションミスで膝を故障したりetc...悲しい過去は数知れず。
いまの身体能力で走る距離じゃない。
「いや、100kmを1日3回走ればいいだけ!」
そう思うと気持ちが軽くなってきた。
ペダルも気持ち良くグイグイ……いや、いつものペースだとすぐ消耗する。
ちゃんと一日中走れるペースを維持しないと!
東京の西側に住んでいると山が近くていいのだけれど、代わりに遠くなるのが関東平野の真っ平らな地域。
つまるところ千葉。
目的地のひとつが12時着の目標だったので逆算して出発したところ、見事に通勤時間帯の渋滞&信号峠。
(↑撮ってなかったので5月の似た時間帯の甲州街道。ロード乗りさんは関係ないです。)
「あああああああああああああ」
(最近都内は輪行ばかりだったから素で忘れてたなんて言えない)←電車も混むけど、路線と時間帯と上り下りの方向に気をつければ割と大丈夫
もう、今日は時間を気にするのはよそう。
新宿を過ぎて都心に入ると、ラッシュを過ぎたのもあって一旦落ち着く交通量。
とはいえ信号量は相変わらずで最初の40kmはストップ&ゴーの無限ループ。
こういうことがあるので、方角さえ合っていれば荒サイや多摩サイを経由するのが圧倒的に早いです。
輪行旅だと見知らぬ土地からいきなりスタートできるけれど、
家から全自走の場合、旅の気分を感じるのってどのタイミングでしょう。
私の場合「いつもと違う土地」を実感するのは川を越えるタイミング。
特に都心から千葉の方向へ向かうと「隅田川→荒川→中川→江戸川」と
立派な橋を渡るタイミングが連続4回もやってきます。
橋を渡るたびに街の雰囲気にも変化があって、いつも奥多摩や神奈川方面に抜けるのとは全く違った感覚が。
東京住んでからまだ登ってないスカイツリー。いつ登るんだろうスカイツリー。
関東の広い空を背景に見送ってくれました。
さてまずは今日の目的地その1、成田空港へ!
まさか海外輪行するんですか?いえただのオフ会なんです。
松戸・習志野・千葉と馴染みのある市街地を抜けると、ますます広い空!
年末に走った茨城も絶好の平坦サイクリングコースだったけれど、この辺りも負けず劣らず。
東の海に面したこの2県は、山岳に行かない限り標高的な辛さは本当にまったく感じない。
房総半島の南には高低差のある風景も広がっているそうなので、また改めて行きたいところ。
ウマー
あれだけの人や荷物が空を行き来できるようになる現代まで、どれほど技術の積み重ねがあったのか。
航空機を目にするたびに、そんなことを考えます。
いよいよ成田空港も間近!
日本最大の国際空港ともなると自転車の出入りにさえ相当の制限や規制があるので、ストリートビューとYouTubeの記録動画、検索を駆使して前日2時間ほどかけて第1ターミナルへの最短ルートを調べておきました。
これはネットにもほとんど正規ルートについての情報がなかったので、本当に大変だった……そもそも自転車で空港に立ち寄るだけの人がどれだけいるのかというと、まぁそうですよね!
西から道なりに左側通行すると第2ゲートへ誘導されるけど、第1ターミナルを目指すなら直前で右側の歩道へ切り替えて第3ゲートから入るのがとてもお勧め。
このあたりは単体で一記事に纏められそうなボリュームがあるので、機会があればまた。
しかるべき場所にロードを停めて、第1ゲート南ウイング到着!
すると、遠目でもよく目立つ輪行袋と大荷物を抱えた団体が。
地元の青森に住んでた頃からの縁で、以前乗鞍でもオフ会をしたUHCCの面々。
というわけ!
何十年と歴史がある部ながら、何気に初の海外合宿。
あまり自発的に絡みにいくことのない自分ですが、丁度休みだからと見送りを申し出たところ快諾して貰えました。
なにも飛行機を見に空港へ来たわけではなかったのでした(!)
彼らの旅の模様は公式Twitterにて発信しているのでそちらも是非。
「千葉県横断」といえばこのあと目指す場所はただひとつ。
海へ抜けて、関東平野最東端・犬吠埼を目指します!
空港で結構な時間を過ごしたのでまだ100kmしか走ってないのにこんな時刻。うへぇ!
ソテツってこんな風に冬越しさせるんだ!
あまり馴染みのなかった植物なので全然知らなかった。シュールだ……。
そして今更ながら、今日のボトルはRoadQuestの新ボトル。
秋のサイクルモードで「フレームバッグに干渉するからミニボトルも欲しい!」と要望を出したところ(おそらく他からも要望多数だったようで)埼玉サイクルエキスポにて早速の販売開始!
すぐ入手しましたとも。
朝から左膝に、故障とまではいかずとも「踏んだら痛みそう」という感覚があって今日は全くペダルに体重をかけずに160km走ってきた。
すると筋力はほとんど使わないけれど、ペダルに乗せない分の体重がずっしりサドルにかかって早くもサドル痛が目立ってきた。いつもだと全く起きない現象だ。
辺りが暗くなると走りに集中するしかなくなって、そんなことに意識が向く。
月、街灯、信号、海の反射、ぐるぐる回る灯台の明かり。
灯台の明かりだ!!
とっぷり日が暮れてしまっては景色としての楽しみは少なくなるのが常。
しかしナイトライドで出会う灯台の力強さには、思わず立ちすくんでしまうものがある。
むかしから月や星を頼りに航海してきた人間が地上に置いた星、と言えばちょっと壮大過ぎるだろうか。
深夜のテンションはナイトライドの特権。
さて感慨に浸る間もなく、折り返し地点を後に。
疲労の埋め合わせとまではいかないけれど、せめてもの抵抗でカメラをバッグにしまって身を軽くする。
ああ…銚子で寿司が、、寿司が食べたい……!!(しかし開いてる店がない!)
銚子のお寺、円福寺。五重塔がある!
高いところや高いものを見るととりあえず立ち寄る習性があるのはいつも書いている通り。
真新しさが印象に残っていたので後から調べると、2009年建立なんだそう。
朱色にライトアップも大変映えて鮮やかな……
わぉ………………
銚子からはひたすら利根川沿いを西へ向かうだけなので、ひたすら土手と鉄塔と空を眺めて。
利根水郷ラインは、日中の交通量は分からないけど舗装もきれいで広くて走りやすい道。
ちなみにこの辺で、ガーミン(EDGE 510J)のバッテリーが空に。
本当ならあと数時間もっていたはずが、日中バックライト常時オンにしているのを見落とすという凡ミスをしていました(ノ∀`)
お尻の痛みといい、バッテリーといい、半日ちょっとのライドなら苦にならない部分がどんどん浮き彫りになるなぁー
ところで、月が綺麗。
空港漫画というジャンルがあるから世界って広い。
「年明け以降まともにロードに乗っていない」現象を今年も観測!
ことし行きたい場所も増えてきたりで、走力をつけたい気持ちがむくりと頭をもたげた2月の半ば。
「とりあえず300km走ってくれば、300kmは走れる身体になる」
そう閃いた引きこもリハビリライドの記録です。
今回は千葉県某所にちょっと用事があったので、それと同時に久々のロングライドに挑戦!という内容。
こと長距離に関しては、実は失敗の歴史が積み重なっていたりします。不得手な部類。
(じゃあ何が得意なのかと聞かれると……)ブログはここで終わっている。
ペース配分が甘くて踏みすぎたり、ポジションミスで膝を故障したりetc...悲しい過去は数知れず。
すべてに共通するのは「普段は誤魔化せているムリが一斉に牙をむくのがロングライド」ということでした。
そして今回も色んな失敗がたくさん!でもそれが楽しいやら苦しいやらヾ(:3ノシヾ)ノシ
ひとまず平坦ルートということで、千葉を西から東、東から西へとちょっと往復してきました。
いまの身体能力で走る距離じゃない。
「いや、100kmを1日3回走ればいいだけ!」
そう思うと気持ちが軽くなってきた。
ペダルも気持ち良くグイグイ……いや、いつものペースだとすぐ消耗する。
ちゃんと一日中走れるペースを維持しないと!
・
・
・
つまるところ千葉。
目的地のひとつが12時着の目標だったので逆算して出発したところ、見事に通勤時間帯の渋滞&信号峠。
(↑撮ってなかったので5月の似た時間帯の甲州街道。ロード乗りさんは関係ないです。)
「あああああああああああああ」
(最近都内は輪行ばかりだったから素で忘れてたなんて言えない)←電車も混むけど、路線と時間帯と上り下りの方向に気をつければ割と大丈夫
もう、今日は時間を気にするのはよそう。
新宿を過ぎて都心に入ると、ラッシュを過ぎたのもあって一旦落ち着く交通量。
とはいえ信号量は相変わらずで最初の40kmはストップ&ゴーの無限ループ。
こういうことがあるので、方角さえ合っていれば荒サイや多摩サイを経由するのが圧倒的に早いです。
輪行旅だと見知らぬ土地からいきなりスタートできるけれど、
家から全自走の場合、旅の気分を感じるのってどのタイミングでしょう。
私の場合「いつもと違う土地」を実感するのは川を越えるタイミング。
特に都心から千葉の方向へ向かうと「隅田川→荒川→中川→江戸川」と
立派な橋を渡るタイミングが連続4回もやってきます。
橋を渡るたびに街の雰囲気にも変化があって、いつも奥多摩や神奈川方面に抜けるのとは全く違った感覚が。
東京住んでからまだ登ってないスカイツリー。いつ登るんだろうスカイツリー。
関東の広い空を背景に見送ってくれました。
さてまずは今日の目的地その1、成田空港へ!
まさか海外輪行するんですか?いえただのオフ会なんです。
松戸・習志野・千葉と馴染みのある市街地を抜けると、ますます広い空!
年末に走った茨城も絶好の平坦サイクリングコースだったけれど、この辺りも負けず劣らず。
東の海に面したこの2県は、山岳に行かない限り標高的な辛さは本当にまったく感じない。
房総半島の南には高低差のある風景も広がっているそうなので、また改めて行きたいところ。
ウマー
成田市へ入って驚かされたのは、空を飛んでいる飛行機の数。
一日の発着回数で言えば羽田の方が多いけど、ビルの一切ない開けた国道沿いだと誇張を抜きに毎秒何かしらの飛行機が視界を横切る。
あれだけの人や荷物が空を行き来できるようになる現代まで、どれほど技術の積み重ねがあったのか。
航空機を目にするたびに、そんなことを考えます。
いよいよ成田空港も間近!
日本最大の国際空港ともなると自転車の出入りにさえ相当の制限や規制があるので、ストリートビューとYouTubeの記録動画、検索を駆使して前日2時間ほどかけて第1ターミナルへの最短ルートを調べておきました。
これはネットにもほとんど正規ルートについての情報がなかったので、本当に大変だった……そもそも自転車で空港に立ち寄るだけの人がどれだけいるのかというと、まぁそうですよね!
西から道なりに左側通行すると第2ゲートへ誘導されるけど、第1ターミナルを目指すなら直前で右側の歩道へ切り替えて第3ゲートから入るのがとてもお勧め。
このあたりは単体で一記事に纏められそうなボリュームがあるので、機会があればまた。
しかるべき場所にロードを停めて、第1ゲート南ウイング到着!
すると、遠目でもよく目立つ輪行袋と大荷物を抱えた団体が。
地元の青森に住んでた頃からの縁で、以前乗鞍でもオフ会をしたUHCCの面々。
— amagama (@ama_gama) February 18, 2019
いよいよ約1年をかけて練り上げたUHCC史上初の海外合宿に3週間行ってきます!どうか全員無事に帰国できるよう応援よろしくお願いしますします🤲#UHCC春合宿ニュージーランド班 pic.twitter.com/6TXTVJxBw1— UHCC 弘前大学サイクリング部【公式】 (@UHCC2015) February 18, 2019
というわけ!
何十年と歴史がある部ながら、何気に初の海外合宿。
あまり自発的に絡みにいくことのない自分ですが、丁度休みだからと見送りを申し出たところ快諾して貰えました。
なにも飛行機を見に空港へ来たわけではなかったのでした(!)
彼らの旅の模様は公式Twitterにて発信しているのでそちらも是非。
それにしても空港の食品サンプルってどこも気合が入ってるよなぁ……
たぶん海外の人が日本の食べ物をイメージしやすいようにとか、もしくは旅立つ邦人の食欲を奮い立たせる目的がありそうな('∀`)ハハハ
ただ見送るだけも何なのでお昼を一緒に。
「これが日本最後の食事……!」
「いや最後じゃダメだろ!!」
翌日、何事もなくニュージーランドへ着陸しました。道中もご無事で!
成田空港、東側への脱出経路はこんな感じ。
初見殺しのオンパレードで、素直に車道を左側通行していると速攻で詰む!
そもそも自転車旅の人も輪行目的で鉄道を経由するケースがほとんどなので、通路が確保されているだけ有難いといえば有難い。
案内は本当に無い。
「千葉県横断」といえばこのあと目指す場所はただひとつ。
海へ抜けて、関東平野最東端・犬吠埼を目指します!
空港で結構な時間を過ごしたのでまだ100kmしか走ってないのにこんな時刻。うへぇ!
ソテツってこんな風に冬越しさせるんだ!
あまり馴染みのなかった植物なので全然知らなかった。シュールだ……。
そして今更ながら、今日のボトルはRoadQuestの新ボトル。
秋のサイクルモードで「フレームバッグに干渉するからミニボトルも欲しい!」と要望を出したところ(おそらく他からも要望多数だったようで)埼玉サイクルエキスポにて早速の販売開始!
すぐ入手しましたとも。
朝から左膝に、故障とまではいかずとも「踏んだら痛みそう」という感覚があって今日は全くペダルに体重をかけずに160km走ってきた。
すると筋力はほとんど使わないけれど、ペダルに乗せない分の体重がずっしりサドルにかかって早くもサドル痛が目立ってきた。いつもだと全く起きない現象だ。
辺りが暗くなると走りに集中するしかなくなって、そんなことに意識が向く。
月、街灯、信号、海の反射、ぐるぐる回る灯台の明かり。
灯台の明かりだ!!
とっぷり日が暮れてしまっては景色としての楽しみは少なくなるのが常。
しかしナイトライドで出会う灯台の力強さには、思わず立ちすくんでしまうものがある。
むかしから月や星を頼りに航海してきた人間が地上に置いた星、と言えばちょっと壮大過ぎるだろうか。
深夜のテンションはナイトライドの特権。
さて感慨に浸る間もなく、折り返し地点を後に。
疲労の埋め合わせとまではいかないけれど、せめてもの抵抗でカメラをバッグにしまって身を軽くする。
ああ…銚子で寿司が、、寿司が食べたい……!!(しかし開いてる店がない!)
銚子のお寺、円福寺。五重塔がある!
高いところや高いものを見るととりあえず立ち寄る習性があるのはいつも書いている通り。
真新しさが印象に残っていたので後から調べると、2009年建立なんだそう。
朱色にライトアップも大変映えて鮮やかな……
わぉ………………
銚子からはひたすら利根川沿いを西へ向かうだけなので、ひたすら土手と鉄塔と空を眺めて。
利根水郷ラインは、日中の交通量は分からないけど舗装もきれいで広くて走りやすい道。
ちなみにこの辺で、ガーミン(EDGE 510J)のバッテリーが空に。
本当ならあと数時間もっていたはずが、日中バックライト常時オンにしているのを見落とすという凡ミスをしていました(ノ∀`)
お尻の痛みといい、バッテリーといい、半日ちょっとのライドなら苦にならない部分がどんどん浮き彫りになるなぁー
ところで、月が綺麗。
利根川を離れてからの南下ルートは再び信号の多い幹線道路。市街地も通るし地味なアップダウンも激しい。
何より都内に入ってからも数十kmの交差点と陸橋越えが待っている。
丸一日走った脚でちょっとした段差や勾配をひとつひとつ受け止めながら、ようやく東京への橋を越えた。
320kmの道のりを終えたのは出発から込み込みで24時間経った頃。
今シーズンはもっともっと遠くへ行けるようになりたい!
おわりー!
空港漫画というジャンルがあるから世界って広い。
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