一目千本桜 -花も団子もツーリング-

4月も半ば、自宅ではぼちぼち暖房も要らなくなって、コートもしまおうかという頃合い。
暖かくなると気持ちも舞い上がって、春らしいことをしたくなってくる。
宮城まで北上すれば桜も見頃だったので、ちょっとお花見ライドをしてきました。


夜明け前に家を出て、大宮駅へ。
まだ慣れないディスク車は輪行にも時間がかかるので、いつもより30分早めに到着。



と言っても用意するものは然程かわらず、いつもの袋とバンド3つと肩紐、そしてエンドホルダー。

このエンドホルダーはまだ専用品が少なくて、両側から締めるタイプだとほぼタイオガ一択。
MARUTOのクイック用コンパクトタイプ(写真中央)と比べるとさすがに嵩張る!
でも袋や紐類を含めて集めの文庫本1〜2冊程度の体積。許容範囲。


よく言われる"ディスクローターの保護"に関しては色々試し中。
ホイールバッグを使うとか、カバーをつけるとか、他にも色々人から教えて貰ったのとか。
これは歪みというより、ブレーキ性能に悪影響を与える油分を遮るため。
輪行袋の内側って定期的に洗わないと意外と油汚れがついてるので、これは気をつけないとです。

とりあえず今回は何も買わなくともできるし「コンビニ袋×2」を被せる方法。
専用品ほど気負いなく使い捨てできるのがいい感じです。

  
クイックリリース方式に代わり登場したスルーアクスルの扱い方で、意外と誰も口にしないのが締め具合。
これは緩いよりかはがっつり目に締めた方がいいと思います、特にグラベルロードでは。

始めての輪行で「ゴミを噛んでネジ穴が傷んだらやだな…」と1、2割手加減したところ、後日ダート走行中に変速の違和感が。
見るとスルーアクスルが緩みかけて、ディレイラーハンガーが僅かに傾いていました。危ない危ない!
モノにもよるけどハンガーは小さなボルト+スルーアクスルの軸の2点固定しかないので、スルーが緩むと1点固定に。一発で傾く模様。

輪行で後輪の軸を着脱する際もチェーンのテンションで同様の負荷がかかるので、コツとして最初に身に着けたほうが良さそうなポイント。


やっぱりハの字型に広がってるフレアドロップバーはロードバイク用のハンドルより幅をとります。
これから2台目にグラベルロードを買うという方は、輪行袋のような道具も買い替えが必要になるかも。


1時間半ほど新幹線に揺られて、宮城県南の白石に到着!
仙台の存在感が圧倒的なおかげもあって、県南というより「仙北」「仙南」という呼ばれ方が定着している宮城県。
何度か走ったけど、雪の程度ひとつでもちょっと地域性が違うんだそう。


今回はさくら名所百選でもある船岡城址公園と白石川堤がメインスポット!

新幹線を降りて、約20kmまったりと自走。


グラベルロードに乗り始めて長所、そうでない部分と色々浮かんでくる中
「気軽に適当にふらっと寄り道できる」

まさにそんな乗り方を求めていたから、これは楽しい!


川沿いを走っていると、対岸にラフな道が出てくるということがよくある。
こういう道は雑草や木の根で傷んでいたり最悪舗装が途切れていたり、ロードだとついつい避けがち。


そんな道も大抵の場合はロードで行こうと思えば行ける。
ただし初めての道だと、どこまでどれぐらい荒れてるのか、具体的な予想はつけにくい。
その中で「走り抜けることができる」と「安心して爆走できる」の間にはは天と地ほどの差がある!

舗装路やヒルクライムのスピードが多少落ちても、トータルでのポテンシャルはプラスに傾くと思う。
あとはうっかり私有地に立ち入らないようにだけ気をつけるとします('∀`)




これが和風ファンタジーゲームなら、封印されたダンジョンの入り口的な神社。




寄り道してるといつの間にか、柴田町に到着!





田んぼに囲まれた山の中から白石川に抜けた瞬間、視界の果てまで続く桜並木に迎えられた。
ここが東北随一の桜の名所「白石川堤の一目千本桜」。

千本桜の名に勝るとも劣らない景色を目の当たりにして、川に着くなりすぐそこに自転車を停めて散策を始めていた。


雪の残る蔵王連峰と桜!今日はこれを見に来た。

一年のあいだにこれほど天気予報を気にすることもないというぐらい気温と雨風を気にしたけれど、散り際のソメイヨシノは無事に4月半ばまで待ってくれていた。

桜、特にソメイヨシノというのは野生のものがないので、誰かが植えて保護をしないと現在まで残っていない花。
自然のようで人とは切り離せない風景、こうした名所に毎年桜が咲く由縁を調べるのも面白かったりします。


川からすぐ目の前の船岡城址、自転車では登れないけど向こう側の山頂にはもっといい眺めがあるんだそうで。
手前の展望台も、平日朝となれば混雑してなくて大変よろしい!

マップを見ながら徘徊してると何者かの気配、見るとスロープ下でニコンの一眼レフを構える盗撮犯がいた。


こちらも盗撮返しで応戦!()

去年裏磐梯のキャンプでも同伴したいつもの葛見さわ氏(@Kuzumi_sawa)。
小芝居は置いといて今回は宮城の自転車乗りに声をかけてみたら、平日ど真ん中なのに2人も集まってくれました(^ω^ )


最近遠出が多かったのもあって自転車に乗る機会は減ってたそうだけど、久々に彼のトレックも拝みました。

本人は走力が落ちたとか言ってるけれど、弘前から大間の往復で心が折れない大概やべー人です。
くずみ氏やら現地のおばさま方と話しばらくし込みつつファインダー覗き込んでると、いきなり誰か割り込んできた。



盗撮された!!!!

しまなみの記事とか去年の福島で同伴したいつもののぶりど氏(@suyabuno_t)。
知り合いで一番走ってるやべー(以下略)


宮城の自転車クラスタが集まったところで、ここからお花見ライド本番!

東北の桜、満喫するぞ!!



名所といえば地元の弘前も桜の名所だけど、全く異なるのが視点の高さ。
弘前城は平地の真ん中だから基本的に見上げるような、花に覆われる密度の高い桜景色。

対する白石川は、とにかく上から見下ろす桜が絶景!
堤防・城跡・山頂と3段階で異なる景色が楽しめます。
こうしてみると、さくら100選を100箇所回るのもやってみたいと思えてきてしまう。




人の多い花見スポット、山頂を目指すうちに出会って5秒で2人とはぐれた()
売店のチョコモナカジャンボにパクついて心を落ち着かせる。

青空。気温はこの季節にしては高め。
風はそこそこ強く吹き、花びらが景色の向こうへと舞っていく。
あぁ、今日は最高の条件でライドができるぞ……


しみじみ噛み締めてから、ようやく次の絶景へとハシゴ。

ここ船岡城址の対岸には、白石川を挟んだ向こうの山にもうひとつの桜の名所がある。
本日はそこもメインスポット!
2人となんとかかんとか合流して、いざクライムオン!!

……する前にノブさんがメカトラ。

振り返ると、テールライト(サブ)が後輪に巻き込まれて吹っ飛んでいた。


あああああああああああ!!!!



いや、くれましても。

落車に繋がるような巻き込み方じゃなくてよかったよかった!
気を取り直してリスタート。



目指すは「太陽の村」というレジャー施設。
現地の知り合いに聞いたところ軽くヒルクライムできて、お花見できて、しかも人があまり来ないというめちゃくちゃ耳寄りな情報。

先程の船岡城址よりさらに一段高いところからの桜が見られるなら、もう登るしかないのです。


何気に斜度がエグいんですが'`,、('∀`) '`,、

勝手知ったるメンバーなので誰が言い始めるでもなく、遠慮なしのヒルクライム山頂争奪戦開始。
急坂と激坂の間ぐらいの、一瞬なら我慢してフルパワーで登れそうな、でも山頂手前でガス欠になるそんな坂。


ヒルクライムはライドの刺激にもってこい。
この日は山一つ登ってあとは平坦ぐらいだけどそれが丁度いい。

太陽の村、到着!!



平地の桜は散り始めだったけれど、標高のある太陽の村ではまさに満開。
天候次第では、両方散っててもおかしくなかった。

桜吹雪と大輪の花両方美味しく頂けて、もう今年の運は使い切ったかもしれないw


はるか向こうにさきほどいた白石川。
雨あがりとかなら、太平洋ももっとはっきり見えるかな。

ヒルクライムも終えたところでお昼すぎ。
チョコモナカジャンボだけだとそろそろ空腹!
この場所を教えてくれた方が言うにはなんでも「仙南はラーメン激戦区」とのことで、さっそくお勧めのラーメン屋「麺組」へと北上開始。

 あんまり花見をゆっくりし過ぎると閉店時間にもなりかねない!
まぁ食べログの情報を見ると昼・夜で営業時間は分けてないみたいだし普通に行って大丈夫でs……

ノ「あ、15時で昼営業終了らしいよ」
僕「まじで」


まさかのヒルクライムからの怒涛の平坦スプリントwww

店舗に電話したら15時ラストオーダーとのこと。誰かが食券機にたどり着けば間に合う!
車道も空いてたからお互いドラフティングをバンバン利用してペースアップ。

14:50分頃にギリギリ!麺組に到着しました⊂(´∀`⊂⌒`つ≡≡≡≡



遅めのランチで迷わず全員大盛り注文!!!

いや〜〜〜〜美味かった。
人気店だけど凝りすぎずスープのコク一本で勝負する感じの、誰にでも受け入れられるラーメン。
脂の浮いてるこってり醤油ラーメンは以前食べた尾道ラーメンに近いテイスト。
ライド中のグルメはカロリー過多ぐらいが丁度いい。

これにて本日の目的は全て達成!


腹ごなしに再び南下。解散場所の道の駅・村田へ。
物産館併設のたまご舎というカフェが甘いメニュー充実で大変良かった。

ライド中のグルメは、カロリー過多ぐらいが丁度いい。




距離にして60km。
ほとんど写真を撮ってごはん食べてただけ。

でもライドの楽しさは必ずしも距離や標高には縛られないもので、グループ効果も相まって今年いちばん楽しいライドになりました。
ほんとに「桜見にいこう!」「いくいく!」ぐらいのノリだけで始めたけれども、またそのうちこんなライドをしたいと思ったのでした。

解散後はのぶりん運送に乗っかって白石駅まで。毎度ながらお世話様です。


来年も再来年も、桜を見たらきっと今年のことを思い出すんだろうな。
そうだといいな、とそんな今年のお花見ライドの締めくくりでした。


おわりー!




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