晴れてる。キャンプしよう。
でもレジャーに出かける人達の満喫っぷりを見ると浮足立ってくるというか、気づけば玄関を出ていたというか。
ちょうど雨マークのない日があったので、1泊キャンプの小旅行にいってきました。
今回の装備はこちら。
【TOPEAK フロントローダー(8L)】
寝袋(3シーズン用)
Helinox グラウンドチェア
snow peak ステンレスマグ
【Blackburn アウトポストカーゴケージ(5Lバッグ×2)】
Naturehike Cloud UP2
PRIMUS イージークック・ソロセット
UNIFLAME ケトル
バーナー+燃料(ガスカートリッジ110g)
ウインドブレーカー
【GIANT SCOUT FRAMEBAG S(4.2L)】
CAPTAIN STAG カマド+成形炭
DUNLOP コンパクトテーブル
【サドルバッグ】
修理用品一式、カギ
あとはトップチューブにテントのポールとタープを括り付けたり。
(カメラ周りは荷物にカウントしないものとする)
「そんなに積んで日本縦断でもするの?」
などと言われそうだけど、個人的には近場ほど荷物を増やしやすいと思う。
遠出ほどトラブルの対処もエスケープも荷物が足を引っ張るから、むしろ軽量化したいところ。
折角フロントフォークにアイレットが標準搭載されてることだし、今日はフロント荷重マシマシで( ^ω^)
前に偏った積載だけど、これが案外サドルバッグ積載より楽だった。
荷物の増減ひとつでトラブルが発生しがちなバイクパッキング。
視界にほぼ全てのアイテムが収まるというのも、安心感があってよき!
前日までノープランだったので、キャンプ場の予約は勿論していない!
というか連休に入ってから予約のとれるところなんて、関東エリアだとなかなか見つからない。
Googleマップとにらめっこしてなるべくローカルで観光客が訪れにくい、それでいて遠すぎない場所を探した。
すると群馬県南の河川敷にちょうどいい場所が。予約も不要!
そういえばまだ荒川サイクリングロードの上流は行ったことがなかったし、熊谷までは川沿いを行こう!
雨続きから一気に晴れたGWの中日、荒川は自転車乗りで賑わってた。
首都圏の2大サイクリングロードといえば多摩川と荒川だけど、やっぱり自転車に優しいのは荒川という印象。
荒川以外もそうだけど、こういうインフラの整備が持続してるのって改めて考えると凄い。
信号レスで風向きもだいたい南風、重い荷物も苦にならない平坦路。
関東の自転車乗りの間で有名な榎本牧場までは行ったことがあったけど、その先からは初めてのコース!
川沿いは意外と道を間違えやすい。ので、他の自転車乗りが通る道をなんとなく辿っていく。ほどなく荒川の名所(?)を発見した。
埼玉県鴻巣市、川幅日本一の地点!
その距離2,537m!
ここに橋を渡そうと思ったら東京ゲートブリッジぐらいの長さになるってことですな。。
わ、対岸が見えない!(物理)
河川敷が広いだけあって、視界が開けると空にも色々見えてくる。
パラグライダーも一度体験してみたいなー。
セスナは遊覧飛行かと思ったら、どうやら測量関係だった模様。
のどか過ぎてこのまま一生遡上していたい。
訂正!遡上中断!
荒サイは数ヶ月前にルートを引いてたからすっかり忘れてたけど、そういえばこの辺からダートになるんだった。
川沿いの方角だと目的地から外れてくるし、そろそろ離脱しよう。
この辺の判断がルーズでも大丈夫なのは38Cタイヤのおかげ(?)
ここからは、北上して群馬を目指す。
住宅街の切れ間から地平線ではなく山の稜線が見えてくる埼玉の景色、好き。
ところで、初めて見るホームセンターチェーンって旅してる感出ますよね(伝われ)
国道17号で食材発見!()
発見したときには既に息絶えてました……南無。
利根川支流の烏川河川敷。
途中のスーパーで買い出しする間に日が落ちてしまったけど、無事に到着!
アクセスしやすい入り口付近は既にキャンプ客で賑わってた。
そろそろ日が出ているうちにまっすぐキャンプ場に着くスキルを身に着けたいですね(´ω` )
タープ設営は慣れていないのでちょっと手こずったり。
テントをポール代わりにしたけどもうちょっと高くできる設営方法が良かったかな?
今回使ったタープはポールの収納袋も兼ねてトップチューブにくくり付けていたもの。
雨除けにはもっと大きい方がいいけれど、これぐらいの屋根があるだけで夜露に困らないし日中は日除けに活躍。
別日のデイキャン。トップチューブ下の方がずり落ちなくて○。
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風に飛ばされにくくて狭い場所にも設営できるメリットもあるからミニタープ、自転車旅と相性いいかも。
あまり装備を切り詰めずに試行錯誤できるのはやっぱり近場ライドの魅力。
設営してる間にお腹も減ってきたので早速キャンプめしタイム!
ほとんど町中のキャンプ場だったから、重い食材も気軽に買い出しできた。
大自然に囲まれた山中のキャンプ場もいいけど、ほどよく文明があるのもそれはそれで。
さて、自転車キャンプの積載量で地味に問題になるのが燃料。
正直110gのガス缶一個で簡潔するのがベストだと思うけど、焚き火の有り難みはなかなか切り捨てられない。
でもキャンプ場で売られている炭や薪はなかなか使い切れないというジレンマ。
そんなときダイソーが近場にあるなら、500gの100円木炭が小型の焚き火台と相性◎!
この日は暖かかったのでこれでもちょっと余り気味。
燃料としては十分だけど気持ち爆ぜやすいのが惜しいですね、特に落ち葉の多いサイトでは火の粉が飛んでいかないよう注意が必要。
スーパーで安い活きサザエを見つけた瞬間心が踊ってしまった(^ω^ 三 ^ω^)
かさばる殻を持ち帰らなければならない大変さにも考え至らずに……
(翌朝、原始人のごとく石を叩きつけて粉々に砕いた殻を無言でビニール袋に詰めた)
でもまぁキャンプ飯、いままでで一番楽しめました。
コンビニおにぎりを焦がすだけでも気分的には十分だけど、こういうのもたまには!
大晦日のキャンプでは深夜までグループ客が盛り上がっていたけど、運が良いのか今夜は静か。
調理用に用意してた日本酒を空けたところで大分眠くなってきた。オヤスミナサイ
夜明けに聞いたことのない鳥の声で起床。そして3時間ほど二度寝。
これぐらいの季節は凍えず汗ばまず、テントの中がほんとに過ごしやすい…
明日が晴れ予報だったら、うっかりもう一泊する勢いだった。
夜に着いたから周囲の景色がよく分かってなかった。
散策してみると緑の多いキャンプ場。
辺りに群生していて、帰り道でも線路沿いなんかでよく見かけた紫色のショカッサイの花。
自治体の無料キャンプ場はどうしてもコストがかけられないイメージが強いけど、ここはかなり綺麗に管理されている場所だった。
朝ごはんは、昨日焼こうと思ってたスイートコーンと味噌汁。
そろそろ撤収しようかなと思っていたら、珍しく近くのキャンパーさんに話しかけられた。
ソロキャンプ向けのキャンプ用品について色々話したり、あちらは地元の方だったので群馬のおすすめスポットを教えて貰ったり。
そんな中でこのキャンプ場についても色々話が聞けた。
やっぱり最近は初心者のキャンパーが汚してしまったり、隣接してる公園に設営してしまったりとトラブルが増えているそう。
どんな人でも訪れるこういう場所ほどしわ寄せが来やすいのは言うまでもなく、神戸の"大野アルプスランド"という無料キャンプ場がゴミ問題で閉鎖してしまったのはまだ記憶に新しいところ。
人口が増えると良くないことも多いのはどこも一緒……
そういう私も今のキャンプブームで再燃した口なので、気をつけます(*´ `*)
(無表情でサザエの殻を砕きながら、そんなことを考えていたとかいなかったとか)
ともあれ使いやすくていい場所だった。
群馬は県北にもキャンプしたい場所があるから、次はここを中継ポイントにしてキャンプ旅も良さそう!
飛び込みでも利用できるというのが特に自転車乗りには有難い。
本日の空模様、重そうな雲が多め。
今日は峠のあるコースで夜には雨が降るっぽいから、ペースを上げていきたいところ。
しかし風向きは昨日のまま、進行方向が反転したので一気に向かい風!
アップライトなグラベルバイクのポジションがここで響いてくるのを感じた。自転車の特性を決定づける要素で、タイヤ以上に重要なポジション。
下ハンでようやく普段のロードバイクのブラケットぐらいの高さなので、空気抵抗の影響が大きい。
このままだと上りで使う脚が残らないし、20km/h台ペースで淡々と南下。
ユーマートだ!(一部界隈にしか伝わらないやつ)
本日のメインイベントは秩父方面の山岳コース。
この辺でコンビニがもうないことに気づき始める……あるのは個人商店のみ。
これから山奥に入るというところで、現金を250円しか持ってないことに気づいた— amagama (@ama_gama) April 29, 2019
「あ、これまずいかも…」
最近電子決済に頼りがちだったから、そういえば現金を全く下ろしていなかった((((; ^ω^)))
昨日食材を買い込んで手持ちを結構使ってしまい、財布には僅かな小銭。
商店でなるべく腹持ちのいい補給食を購入して、手持ちと合わせて持ちこたえることに!
(山岳手前でこれはやばい)
ここがワシの里じゃい!!!!
定峰峠への道へ入ると一気に自転車乗りとすれ違う機会が多くなる。
幸いにも、補給食を分けて貰うような事態には至らなかった()
ここはコンクリート壁の苔にジブリ作品のシルエットが描かれているのが話題になってましたね。
3年ぶりに来た白石峠!
前回は天文台の存在を知らずに素通りしてしまったので、雨雲は気になるけど寄り道コースへ。
標高876m、堂平天文台からの眺め。
遮る山も少なく、冬場はかなり遠くまで見えそう。
ちなみにこの日は日中の気温が低くて風も強くて、とにかく寒かった…!
補給食が少ない状況で体温が下がるのはまずい。ほどなく撤収!
今日は埼玉の峠をハシゴできる奥武蔵グリーンラインを行くので、もうしばらくアップダウン。
この辺りで最後の補給食も水分も使い果たして、血糖値とパワーが露骨に低下するのを感じる。
自転車で遠出する人なら分かると思うんですが、空腹を感じ始めてから補給してもあんまり長持ちしないんですよね。
夜の天気を気にしてか道行く自転車乗りも少なくなって、ハンガーノックになったらいよいよヤバい!というところで。
ようやく飯能のコンビニに到着_(^ω^_ ) 三三3
糖分と米をたっぷり胃に詰め込んで復活。
菓子パンのラインナップが豊富だからファミマ大好き。
目的通りゆったりキャンプして、ついでにバイクの積載とヒルクライムもテストできて満足。
荷物量的には半分ぐらい削れそうだし、一日あたりの距離を伸ばしたキャンツー装備も検討してみようかな。
ちなみに自宅まであと10分というところで雨に降られました(´・ω・`)
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