西の伊豆の広い空
まだまだ未踏の地、伊豆半島。
数あるスポットでも「西伊豆スカイライン」の名前は前から耳にしていた。
ちょっと近くて評判が良すぎると、逆に行くタイミングが分からないそんな現象ってあると思います(伝われ)。
GWの後半でそのタイミングが訪れたので登ってみたら良かった!という話です。
半島の根本にあたる三島市が本日のスタート地点です。
改札を抜けるのにSuicaがそのまま使えない事に気がついて、東海地方に来たんだなと。
Wilier乗り仲間のスペシャ乗り(何を言ってるのか分からないと思うがry)のI氏との二人旅!
平地ぶっ飛ばしバイクに漢ギアとカラーもやる気もギンギンのロードバイク。
この後めちゃくちゃ高速巡航スリップの恩恵にあずかったりしました。
ちなみに私は輪行楽で軽い赤い子で来ようかと思ったけど、グラベルがどれぐらい登ってくれるのか気になる部分もあって今回も青い子!
検証も必要だししばらくメインになりそう。
人と待ち合わせると雨ばかりだった去年とはうって変わって、今年は晴れ続きで嬉しいこの頃!
長袖ジャージはやめときゃ良かったと思うくらいの暑さ、夏もすぐそこに来てる模様。
起伏の激しい山を眺めつつ走っていると、ほどなく海が見えてテンション倍増!
伊豆の西側は補給地点が極端に少ないから、コンビニで多めに食料を買い込む。
ふたりいることだし2Lボトルを買って水分補給。
沼津の本気がすごい件。
ラブライバーを沢山見かけてイベントでもあるのかと思ったけど、いやもう年中来てるのでしょうね皆さん。
聖地ブームも色んな見方があって、私は好きなものの話をして笑ってる人達とすれ違うだけでも楽しい気分になるから結構いいな〜って思ってます。
今日のルート、西伊豆スカイラインの入り口は駿河湾でも海が北に面しているからもれなく富士山の登場。
東京でも見えることは見えるけれどもサイズが遥かにでっかい!
見慣れないとスケール感狂いそう。
ひとり盛り上がりつつ、これから木々の茂った道に入るので富士山とはしばしお別れ。
ここからヒルクライム!結論から言えばグラベルだから登りにくいってことも特になく。
そのうちパーツを載せ替えたいと思ってるジェナ、汎用性を残すか尖った方向にしていくかがまだ迷い中。
尖った方向というのはつまりフロントシングル化とかそういうやつですね、どれぐらいのギア比を多用してるか今日みたいな機会に再確認してみたり。
タイヤ次第で舗装路も軽快に走ってくれることが分かってくると、オフ向けの軽いギアに振るのがやや躊躇われる部分もありますね。
シチュエーションを複数想定して汎用性に富んでいる分、数ある長所が同時には成立しにくいのがグラベルバイクなのかも。
とはいえ走ってる最中、そんなに難しく考えてはいない!
標高と斜度と景色を眺めるローテーションが淡々と続く。
難易度的にそこまでの激坂ってわけでもなく、しかし上りなんて全部辛い。
遅いスピードとは裏腹に、景色の変化に富んだ山岳は気分的に飽きがくることはない。
頭上にチラチラ姿を見せる道路や看板には、招かれるような焦らされているような。
どっちかってと煽ってる顔だねコレは!💢
戸田峠を越えると弓なりに斜度が緩くなってくる。
ここまで来れば標高的にも山頂まで僅か!
最後の林を抜けたら、視界が雲と空で一杯になっていた。
天国だな!!!!!!!!
何より気持ちが高まったのは、カーブの折返しで振り向いた瞬間に再開した富士山。
富士と駿河湾。こんなん見たら静岡大好きっ子にならざるを得ない!
切り立った山の間に、田畑を挟まず建物が密集する伊豆の地形。
さっきまでああいう場所を走ってたんだなーと、鳥になった気持ちで眺めて過ごした。
あんまりのんびりしていたらI氏が大分先を行ってましたw
補給も切らしたけどあとは下り、どこかしらに店はあるでしょう。
「粋(いき)な男は コンビニにあいさつ しながら入ります」
どこかしらの県道沿いにあった、目を引く看板の数々。
(暖簾が仕舞ってあるのは食後に撮ったから)
間違いなく気ままな店主が自由にやってる店だ!いいね!
注文すると「今日はそばとラーメン1杯ずつならあるよ」とのこと(自由だ)
テーブルが何故かひとつだけ樽で、不便だから50円引きになるとのこと(自由だ!)
月替りのルールがあって、5月は①お釣りなしのぴったり会計で50円引き②雨の来店で50円引きとのこと(自由だ!!)
月替りのルールがあって、5月は①お釣りなしのぴったり会計で50円引き②雨の来店で50円引きとのこと(自由だ!!)
店主は思った通りの(と言って良いのか、良いだろう)話し好きだった。
食べてた時間と同じくらい立ち話をして、外に出ると日が傾き出していた。
帰り道まで濃度の高いライドでした。
帰りの駅を目指すまでの道のりも、真正面に富士山を見据えながら。
年始のライドでも最後はこの山を見ていた気がするし、そろそろ直接行ってみるべきかもしれない。
もっと近くてもっと大きい日本一の山、またそのうちに見にいこう!
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